ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

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14-3. tailleタイユ(本剪定): guyot poussardギュイヨ・プーサール : brasブラの発育がわるくなってきたばあいの剪定

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brasブラの発育がわるくなってきた。この右側のcrochetクロッシェは、充分な太さのsarmentサルモン(新梢)を生長させられない状況だ。落葉後のsarmentサルモン(新梢)が細く短い。
guyotpoussard16.jpg


このぶどう樹のなかの2本の管をイメージしてみよう。このような細く短いsarmentサルモン(新梢)になったのは、右のbrasブラのなかの管が急に細くなってしまったからだと考えられる。

その原因は前年のtailleタイユ(冬の本剪定)のときに、枝を切り落とす場所が幹に近すぎたのだろう。樹液がとおる道のりの水分が失われ、管が正常に働くことができなくなってしまった。しかし、完全に乾いてしまったわけではなく、この2本の細く短いsarmentサルモン(新梢)を生長させることができる程度の管の状態だということだ。



実際に剪定してみよう。

通常のguyot poussardギュイヨ・プーサールの方法にしたがって剪定するばあい、今回は
右側のbrasブラに、baguetteバゲット1本と、petit crochetプティ・クロッシェ1つ
左側のbrasブラに、crochetクロッシェ1つ
をつくるはずだけれど、この細く短いsarmentサルモン(新梢)をbaguetteバゲットにするのは難しい。そこで考えられるのが、2つの例外的な方法だ。


その1 
今回はcrochetクロッシェとbaguetteバゲットの位置の交換はあきらめる。
guyotpoussard22.jpg

充分な太さのbaguetteバゲットをつくることができるので、収穫できるぶどう房の数を確保できる。しかし、右側の管についての対策をしておらず、現状維持的な剪定と言える。



その2 
右側にはbaguetteバゲットだけつくり、petet crochetプティ・クロッシェをあきらめる
guyotpoussard23.jpg

そしてこのばあい、baguetteバゲットを折れないように注意して、強く肘型に曲げる。baguetteバゲットのなかの維管束を締めるためだ。

こうすると、締められた部分の前にある芽(赤く塗った芽)の生長を助けることができる。そして確実にその芽(赤く塗った芽)は次回の剪定の時に、よりよいsarmentサルモン(新梢)になるだろう。左側にはcrochetクロッシェの2芽しかないため、このぶどう樹全体の樹液が赤く塗った芽によりいっそう集中するからだ。

悪い剪定をしたせいで乾いてしまった管の部分は生き返らないけれど、生き残っている部分を太く丈夫にしようという方針だ。その点において、この方法はその1の方法よりもguyot poussardギュイヨ・プーサールの考え方に忠実だと言えそうだ。





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VV1300100.jpg Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方 もくじ
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VV14-1150100.jpg 14-1. tailleタイユ(本剪定): guyot poussardギュイヨ・プーサールとは
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 ぶどう樹の解剖と生理をよく知ったからこそ生まれた仕立て方



VV14-2150100.jpeg 14-2. tailleタイユ(本剪定): guyot poussardギュイヨ・プーサール
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 1年毎のcrochetクロッシェとbaguetteバゲットの位置の交換という
 新しい方法が導入されている。実際に剪定してみよう。


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