ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

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50. 2回目と3回目のrognageロニャージュ(摘芯)

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1度目のrognageロニャージュ(摘芯)後に、bourgeon axillaireブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してentre-cœurオントル・クール(副梢)と呼ばれる枝になってくる。


上の図では省いているけれど、すべてのsarmentサルモン(新梢)からも、いちばん左のsarmentサルモン(新梢)のように、いくつものentre-cœurオントル・クール(副梢)がはえるから、垣根は枝と葉でいっきに鬱蒼としてくる。


このentre-cœurオントル・クール(副梢)を短く切り落とすのが、2回目のrognageロニャージュ(摘芯)だ。


entre-cœurオントル・クール(副梢)もsarmentサルモン(新梢)とおなじように、bourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)をもっていて、どんどん発芽・生長していく。そこでentre-cœurオントル・クール(副梢)のbourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)を切り落とすのが、2回目のrognageロニャージュ(摘芯)の目的。




2回目のrognageロニャージュ(摘芯)の方法

ぶどう樹の列をまたぎながら前進することができるトラクター、enjambeurオンジャンブーによる2回目のrognageロニャージュ(摘芯)は、1度目と同じ装備だけれど、使い方をかえておこなわれる。


1度目のrognageロニャージュ(摘芯)では、2枚の板を両側に開いて平らにし、sarmentサルモン(新梢)先端のbourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)だけを切り落としたけれど、今回は2枚の板を開かずにこのままぶどう樹を挟んで、ぶどう樹の列の断面が台形になるように、長く伸びたentre-cœurオントル・クール(副梢)の先端を切り落としていく。


あかく色を塗った部分が、ぶどう樹の列の断面になる。


板の内側にみえている回転刃が3つ、手前の板の内側にも同様に3つ、そして水平に据え付けられた2つの刃の、計8つの刃が1列のぶどう樹を覆うようにして進む。
1度目では、3列のぶどう樹を同時にrognageロニャージュ(摘芯)できたけれど、2度目はそれが1列になる。




また、トラクターが入れない条件の畑や、手切りにこだわる生産者は、1度目と同様にcisailleスィザイユ(大ばさみ)を使った手作業でrognageロニャージュ(摘芯)をおこなう。

もちろん、切るべき部分はトラクターでおこなう場合と同じだけれど、手作業ならではの微調整ができる。



3回目のrognageロニャージュ(摘芯)

2回目のrognageロニャージュ(摘芯)がおわると、それまでまだ発芽していなかったbourgeon axillaireブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してentre-cœurオントル・クール(副梢)になったり、先端を切られたentre-cœurオントル・クール(副梢)のbourgeon axillaireブルジョン・ナクスィレル(腋芽)が発芽、生長してくる。いわば、entre-cœurオントル・クール(副梢)のentre-cœurオントル・クール(副梢)だ。



それらももちろんbourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)をもっていて、発芽・生長してくる。その最新のbourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)を切り落とすのが3回目のrognageロニャージュ(摘芯)の目的だ。




2回目のrognageロニャージュ(摘芯)と同様に、台形に刈り込んでいく。ぶどう樹の仕立てをぶどうやワインの生産ではなくて、生垣や垣根としてみたとき、この3回目のrognageロニャージュ(摘芯)を終えた瞬間がきっといちばん完成度がたかい状態だろう。









 


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VV1300100.jpg Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方 もくじ
 このカテゴリーのもくじです。



VV45150100.png 45. relevageフルヴァージュ(新梢の誘導)
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 大切なsarmentサルモン(新梢)をうまく管理するために
 relevageフルヴァージュ(新梢の誘導)をおこなう。



VV46150100.jpg 46. relevageフルヴァージュ(新梢の誘導)の最終段階と
 accolageアコラージュ(新梢の固定)

 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 ぶどう樹1本いっぽんを独立させて
 sarmentサルモン(新梢)をまっすぐ立てて並べる。



VV47150100.png 47. rognageロニャージュ(摘芯)
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 sarmentサルモン(新梢)の先端にある芽を切り落とすことを
 rognageロニャージュ(摘芯)という。



VV48150100.png 48. rognageロニャージュ(摘芯)とぶどう樹の生長
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 2種類の芽の性質のおかげで、rognageロニャージュをきっかけに
 ぶどう樹の生長はガラリとかわる。



VV49150100.png 49. rognageロニャージュ(摘芯)と植物ホルモン
 -Vieille Vigneヴィエイユ・ヴィーニュの仕立て方-
 bourgeon terminalブルジョン・テルミナル(頂芽)では
 植物ホルモンのひとつオーキシンがつくられている。



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