ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

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28. ébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)の時期

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発芽してまもなく花の蕾の房が見えはじめる、ちょうどその頃にébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)をはじめて、なるべく早く終わらせたい。



ébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)をなるべくはやく終わらせたい理由

というのもこの時期、気温が高ければ発芽した芽はどんどん生長する。を増やし、背を伸ばしながら、葉を大きくしていく。芽は枝になるのだ。

発芽したばかりの頃は葉はとても小さく、自分でも光合成するけれど、自分でつくり出す糖分よりも、もらう糖分の方が多い。面積を広げ、たくさん光合成できる成熟した葉に生長するためだ。
摘んだ芽の葉。おやゆびの爪と同じくらいの大きさ。


じゅうぶん大きな葉になれば、糖分を大量に消費する生長をとめ、活発な光合成でつくった糖分を若い器官のために送りだす。
しっかり大きくなった葉。てのひらを隠すまでになる。

春、発芽がはじまったばかりで成熟した葉がないころは、樹が前年までに蓄えていたでんぷんを分解しながら生長していく。

ということは、芽がなるべく小さいうちにébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)をすませられれば、多くの糖分を樹に保っておけるということだ。



ébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)をはじめるのを待たなければいけない理由

だからといって、発芽したらなるべくはやくébourgeonnageエブルジョナージュ(摘芽)を始められるかといえばそうではない。

花が受粉し結実してぶどうの果粒になるから、ébourgeonnageエブルジョナージュでのこす芽の中に花の蕾の房があるかどうかは、その年の収穫量に直接関係する。とくにpinot noirピノ・ノワールという品種は、1本の枝(つまりこの時点での1つの芽)になるぶどう房の数がすくなく、0の場合もあるという特徴がある。

pinot noirピノ・ノワールの花の蕾の房

だから、花の蕾の房がその芽の中にあるかどうかが確認できるまで、その芽の生長を待つ必要がある。

また、この仕事の後に霜の被害があった場合、すでに芽が減らされている上に被害がでるわけだから、収穫量が激減する可能性もある。それでも、こうしてぶどうの品質を優先するのだ。



 



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 -Pinot Noirピノ・ノワール図鑑-
 葉の平らな部分limbeランブ(葉柄)を、枝につないでいるのが
 pétioleぺティオル(葉身)。この2つの器官をあわせて
 1枚のfuilleフイユ(葉)だ・・・
 


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