ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

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terroirテロワール③

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terroirテロワール③とは

「それぞれの畑のぶどうを由来としたワインに備わり、外観・香り・味わいなどに現れる個々の畑の個性・独自性。より適切なことば「typicitéティピスィテ」の代りに使われているとも考えられる。」



なぜそのような特徴がワインに現れるのかに興味を持ち、畑を訪ね、terroirテロワール①の要素と照らし合わせながらワインをテイスティングする。味わいながら、その畑のterroirテロワール②を想像する。すると、グラスの中にその畑があるように思われるから、この表現が生まれたのかもしれない。terroirテロワール②を潜在とするならば、このterroirテロワール③は顕在だと言えるだろう。



記憶の中のterroirテロワール

「彼はterroirテロワール②をありのままに表現するワインを造る優れた醸造家だよ。」とか、「このドメーヌはどの畑のワインを飲んでも、一口の中にそれぞれのterroirテロワール③をみつけられるね。」というようなことをよく耳にする。どうやら、この2つのフレーズを発言した造り手も飲み手も、個々の畑のterroirテロワール②や、terroirテロワール③を記憶しているということがわかる。


テロワールはどこにあるか尋ねられた時、畑にあるとも、グラスの中にあるとも、そして、人々の記憶の中にあるとも答えられるだろう。



人々の共通認識としてのterroirテロワール

さらに、こうした造り手とわたしたち飲み手の記憶しているterroirテロワール② ③には大きな相違がない。つまりterroirテロワール② ③が、個々の畑への共通認識になっているということだ。この共通認識こそが、ブルゴーニュのワインにとって重要なのだ。


ブルゴーニュのワインは、terroirテロワールの概念、つまり畑毎の違いを骨組みとして成り立っている。エチケットに最も大きく表記される義務があるのも、地域、村、畑といった、そのワインの由来になったぶどうが育まれた場所の名前である。エチケットに書かれた畑の名前で、わたしたちの記憶の中のterroirテロワール③を呼びおこさせることで、飲み手はワインを選ぶことができる。


個々の畑のterroirテロワール② ③は、世界中のおおくの人々の記憶の中に共通認識として刻まれている。そのみんなの記憶こそが、一期一会の1杯のブルゴーニュのワインの持つ外観香り味わいの比類ない魅力とともに、長い歴史の中で培われてきたブルゴーニュのワインの層の厚さであり、価値である。場所の味が人々の共通認識になっている。おもしろい。



そしてdégustationデギュスタスィオン/デギュスタシオンの重要性

忘れてならないのが、グラスの中のterroirテロワール③が、わたしたち飲み手の記憶になるまでの重要な作業、dégustationデギュスタスィオン(テイスティング)だ。
でも、それはまたべつのお話。







 

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