ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

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13. tailleタイユ(本剪定): gobeletゴブレ

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コート・ド・ニュイでは、だんだん見かけることが少なくなってきたgobeletゴブレ仕立て。
若い樹がgobeletとして仕立て始められることはなくなってきているけれど、いくつかの区画では、gobelet仕立てのvieille vigneヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)がまだまだ現役で存在している。

gobeletとはもともとコップという意味で、根元からじょじょにに上に向かって広がる樹の形が似ているから、こう呼ばれるようになった。

でも、コート・ド・ニュイのgobeletゴブレはbrasブラの数が少なく、垣根仕立てにされているので、本場にくらべると平面的でやさしい迫力。


またコート・ド・ニュイの多くの畑では、垣根のはじめの1本目の樹が杭に立て掛けるように、小さなgobeletゴブレ仕立てになっている。



3つbrasをもつgobeletゴブレ。落葉後をかいてみた。
  
・旧crochetから発芽した2本の枝から、新しいcrochetを1つつくる。この枝の選び方は、
 cordonコルドンのときと同じ。

      




こちらは垣根の両端の杭の外側に植えられている、小さなgobeletゴブレ。畝のはじめの1本目だから、トラクターや馬が畝に入るときに、引っ掛けられないようbrasブラは短く、なるべくまっすぐ上に生長するように、2つだけcrochetクロッシェをつくる。
    




さて。なぜgobeletゴブレ仕立てが減ってきたのかというと、
コート・ド・ニュイの主なぶどう品種であるpinot noirピノ・ノワールにとっては、
ほかの仕立て方よりもgobeletゴブレ仕立てへの適性が低いからだ。

たとえば、1つのcrochetクロッシェが枝をもたなかったとする。
cordonコルドン仕立ての場合だったら、crochet de rappelクロッシェ・ド・ラペルから新しいbaguetteバゲットを貰ってきて、brasブラを復活させることができる。
つまりcordonコルドンは、1つのcrochetクロッシェから、2年後の剪定時に3つのcrochetクロッシェをつくれる。


それに比べてgobeletゴブレ仕立ての場合、1つのcrochetクロッシェはcrochet de rappelクロッシェ・ド・ラペルになることはなく、いつまでも1つのcrochetクロッシェだ。

仮にこの旧crochetクロッシェから、新しい2つのcrochetクロッシェをつくったとする。
   
でも、この方法でcrochetクロッシェを増やすと、樹はこんなふうに高くなるばかりになってしまう。



では、gobeletゴブレはどのように低い位置に、新しいcrochetを恵んでくれるのだろうか。
それは、このカレンダーの摘芽のところで、見ていこう。





 


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