ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

〜 Terroir, Climats, Vieille Vigne et Nos Tables 〜

56. désherbageデゼルバージュ(除草・草むしり)

fait par Nos Tables  le   0 commentaires
HOME > Vieille Vigneの仕立て方 もくじ > 56. désherbageデゼルバージュ(除草・草むしり)


ぶどう畑に好ましくない植物がはえているばあいや、植物がはえている箇所が好ましくないばあい、désherbageデゼルバージュ(除草・草むしり)をおこなう。その草がはえている状況や場所によって、手作業鍬をふるう草刈機をかける、の3種類の方法を使い分けるのが一般的だ。



手作業の草むしり

たとえば、こちらは前年に苗木を植えた区画。トラクターや馬に器具を牽引してもらっておこなうタイプのlabourラブール(耕起)は、ぶどう樹が幼すぎてなぎ倒されてしまうから、手作業でのdésherbageデゼルバージュ(草むしり)となる。植えてから1年を過ぎたぶどうの苗木が完全に埋もれるほど、ぶどう樹以外の植物が繁栄することはめずらしくない。いや・・もっとはやく草むしりすればよかった。

chardon2.jpg
苗の添え木すらも見えなくなるほどのchardonシャルドン(アザミ)の森。
ちいさいぶどう樹へ日光を届けたい。

chardon3.jpg
どこに触れてもトゲがあるので、厚いゴム手袋をして引っこ抜いていく。

chardon4.jpg
根が残るとそこからどんどん発芽してくるので、慎重に。


また、充分に生長したぶどう樹の区画でも、トラクターで牽引するタイプの草取りでは、ぶどう樹と添え木のあいだにはえている草は取りきることができない。だから、手作業で除草する必要がある。

つる性の植物がぶどう樹に絡みついているばあいも、手でむしるのが効果的だ。



鍬をふるう

8月以降トラクターや馬でのlabourラブール(耕起)をおこなわなると茂ってくる植物を、人力でdésherbageデゼルバージュ(除草)する。鍬を入れることで、ぶどう樹に日光と風がしっかり届くようになる。

また、ぶどうの収穫作業をさまたげる、ジャングル状態を避けることができる。そうそう。収穫はもうそう遠くないところまできているから、このタイミングでしっかりdésherbageデゼルバージュ(除草)しておくと、収穫時にぶどう房を切り採る作業がスムーズになり、トータルでかなりの時間節約になるし、切ることと選果に集中することができるので、仕事の質があがるのだ。



草刈機をかける

ぶどう畑の端、たとえば補装してある道から畑へ入るところにはえている植物も鬱蒼としてくる。これらの植物は、草刈機でdésherbageデゼルバージュ(除草)されることが多い。分厚くなった茂みがなくなると、周辺の風通しがよくなる。

desherbage8.jpg
もちろん、畑へ入るのもかんたんになる。収穫期間は普段ではありえない人数が一斉にぶどう畑に入るので、迎える側はみんなに気持ちよく働いてもらえるようこうしてこころがけている。だからこの作業も収穫の準備ともいえるかもしれない。


いよいよ収穫の準備ということばがでてきた・・