ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック

〜 Terroir, Climats, Vieille Vigne et Nos Tables 〜

『CHATEAU DE LA TOUR』=『Domaine LABET-DECHELETTE』

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当サイトのVougeot村のページへ、とても興味深いコメントを頂きました。


この村のドメーヌに、Domaine LABET-DECHELETTE との記述がありますが、
Domaine Pierre Labetのことでしょうか?
DECHELETTE 家はChâteau de la Tour を所有しているとはおもいますが、
ワインは LabetのFrancois Labetが造っていると聞いておりますが、、、、?



さっそく件のドメーヌへ取材へ参りましたところ、以下のようにお答えをいただきました。
(敬称を省略させていただきます)



『CHATEAU DE LA TOUR』の『CLOS DE VOUGEOT』のエチケットに表記されている
『J. LABET & N. DECHELETTE』は、当ドメーヌのClos de Vougeotの所有者である
Jacqueline LABETとNicole DECHELETTE姉妹のことで、
『CHATEAU DE LA TOUR』イコール『Domaine LABET-DECHELETTE』とのことです。


ではなぜ『CHATEAU DE LA TOUR』の呼び名の方が一般的かといえば、
所有者が代替わりしても、ドメーヌの名前が変わらないからでしょうと
1961年の先代の名前入りのエチケットを見せていただきました。




また、Pierre LABETはJacquelineの夫で、彼らがFrancois LABETの両親です。
Ohashi様がコメント欄でのお書きの通り、『CHATEAU DE LA TOUR』の『CLOS DE VOUGEOT』はもちろん、ドメーヌの屋号としての『Pierre LABET』のワインもすべてFrancoisが醸造しています。




『Pierre LABET』は南はムルソー、北はジュヴレまで畑をもっていますが、
収穫したぶどうはすべて、クロ・ド・ヴージョ内にあるこの醸造所に運ばれてワインになります。
つまり『Domaine Pierre LABET』の所在地はボーヌですが、醸造所はヴージョということになります。
『Domaine Pierre LABET』のワインのエチケットに『MISE DU DOMAINE』(ドメーヌ元詰)
との表記もありますが、このDOMAINEは実質的にこの醸造所を指しています。
だからといって、『Domaine Pierre LABET』のワインは『CHATEAU DE LA TOUR』で
醸造されている・・というのはわかりにくいですね。


そのためか、この醸造所にはFrancois LABETが造るすべてのワインが直接買え、
落ち着いた試飲のためのスペースもあるのですが、コート・ドール県のイエローページには、
この施設全体のことを『CHATEAU DE LA TOUR』とは別に『Maison Francois LABET』
としても記載しています。同じ電話番号ですが・・笑。
でも『Domaine Pierre LABET』のワインの醸造所でもある
ということについてはよりわかりやすいですね。


また、BIVB(Bureau Interprofessionnel des Vins de Bourgogne)のリストには
『CHATEAU DE LA TOUR』『Domaine Labet Déchelette 』双方の記載があります。


このように同じドメーヌに2つの名称があることや、
エチケットに記載されているドメーヌの正式な所在地と、醸造所やカーヴ、
瓶詰め後のカーヴ、事務所、試飲スペースが点在するドメーヌが珍しくないため、
変にまとめてしまうと混乱を招くことがあることを肝に銘じて
サイトを運営しなければならないと再度認識いたしました。


当サイトの村ごとのドメーヌの記載は、読者のかたが旅行のときに
なるべく参考になるよう心がけるつもりでおります。
Ohashi様、今回のご指摘とても参考になりました。重ねてお礼を申し上げます。


また、何かご指摘がございましたら、ぜひコメントを下さいませ。